夕立に笑われて

愛媛の大学生がアメリカのディズニーで働いた後、都内のVCで働いて、また愛媛に戻ってきたお話。

就活の本質って何だろう。

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昨日、「未来起業家交流会」なるものに参加してきました。

僕の出身大学で開催されたイベントで、参加者は大学生が15名ほど。

 

イベントのタイトルのように、起業家志望の子たちが多く集まるイベントかと思いきや、参加者の半数近くが「これから就職活動です」という学生さんでした。

 

僭越ながら、スピーカーという立場で参加をさせていただき、これから就活を控えた地方大学生の現状をヒアリングすることができました。

 

そこで上がった1つの質問。

 

「今、大学3年生で来年には就職活動が控えています。今からとても不安です。

 就活まで何か新しいことを始めた方がいいですか?」

 

 

これは僕にとっては、最も難しい質問でした。

 

ここで一番やってはいけないのが「就活マウンティング」。

つまり、自分の就活体験記をもとに「俺はこうしてうまくいったから、君もこうするべきだ」ってやつです。

 

 

「先輩にキャリア相談頼んだんだけどマウンティングされた」みたいな話を時々僕も聞きますが、不安な学生と頼られる先輩はそもそも別の人間です。

 

「僕・私のやり方でうまくいった=君もこうした方がいいよ」

 

この関係式は、「就活」という点において僕の中では絶対に成り立ちません。

またこの類の回答は、質問者への本質的な回答でもありません。

 

 

 

これから就活を控えた20卒の皆さんの中には、就活に漠然とした不安を抱えている人もきっとたくさんいると思います。

 

今回は、そんな20卒の学生さんに対して、僕の就職活動の失敗談と、そこから学んだ「就活」への向き合い方についてお伝えできればと思います。

 

 

第一志望の企業に祈られる。

 

はい、早速すみません。

 

タイトルにもあるように、僕は当時第一希望だった企業からお祈りメールをいただきました。 

 

当時は「どうして…」という絶望的な気持ちになりましたが、今振り返ってみると選考で切られても仕方がなかったかなって思います。

僕の中で大きな反省点は次の2つです。

 

①中身が空っぽだった。 

 

就職活動では、これまでの大学生活や取り組んできたことを、うまく言語化して面接官へ伝えることが求められます。

 

「留学に行ってました!」とか「学生団体の代表やってました」とか「ボランティア行ってました!」とか、色々あると思います。

僕も、学生時代の色んな活動や海外での経験など、話したいことはたくさんありました。

 

でも「あれもやりました、これもやりました!」って言われても、面接官からしたら「で?」ってなるわけです。

もっと細かくいうと、「君はそれから何を学んだの、何でそれをやったの?」って思うわけです。

 

当然ながら、面接官は当時の僕のことなんて全く知りません。

にも関わらず、経験したことをいくら話されても「何で君はそれをやったんだっけ?」っていう疑問に回答できなければ、ただの自己満の面接にしかなりません。

 

 

僕の中での面接の失敗は、すごく基本的な「自己分析」を全くできていなかったことです。

 

②「企業が欲しい人材」を、本気で理解しようとしていなかった。

 

「企業分析」「業界研究」って言葉は、これから就活を控えた皆さんにとってよく耳にする言葉かもしれません。

 

僕が当時入りたかった第一志望の企業は、人材領域の企業でした。

半年ほど前からお付き合いがあったこともあり、ぼんやりと「この会社で働くことになるんだろうなぁ」と選考を終えたわけでもないのに考えていました。

 

 

僕がその企業を考えていた一番の理由は、面接の数ヶ月前にリリースされた新事業にどうしても関わりたかったからです。

しかし、業務の中には「新卒すぐには関われない仕事」ももちろん存在します。

 

僕が関わりたかった新事業は、新卒では「まだ」扱えない事業でした。

しかし、他にも展開している事業やサービスはたくさんありました。

 

 

にも関わらず僕は、ロクに調べて行くこともせず、「扱えない事業」へのアツい想いをひたすら語っているだけでした。

 

アホですよね。

 

「企業研究」を全くできていなかった僕は、当然ながらお祈りメールをいただきました。

 

結局、企業が欲しい人材って?

 

「学生時代に飲食店でアルバイトしかしてなかったので、これから就活のために何か始めた方がいいですか?」

 

上記のような、「周りはいろんな経験をやってるから、自分も何か新しいことを始めないといけない」と不安を抱えている学生もいらっしゃると思います。

 

でも僕は、仮に飲食店のアルバイトの経験しかなくても、就活では最強の武器になると思っています。

 

 

具体例を挙げるとすると、

 

・飲食店で4年間アルバイトを頑張ったAさん

・ボランティアや海外留学、サークルの部長もやってましたというBさん

 

上記のような2人がいたとします。

 

 

一見これだけみると、Bさんの方が活動的な学生生活を送っていて就活に有利に感じるかもしれません。

 

では、Aさんがアルバイト先でこのような成果をあげていた場合、皆さんはどう思いますか?

 

ー 最近、お店の売り上げが下がっていたことに気づいたAさん。原因が、全く売れない商品Cをメニューに載せ続けていることにあるのではと考えました。そこでAさんは、店長に「この売れない商品Cの仕入れを減らして、削減したコストの代わりに人気メニュー商品Dの仕入れを増やしてみてはどうか?」と提案。結果として翌月の店舗の売り上げが10%向上。これまで廃棄していた食材を30%減らすことにも成功しました ー

 

 

 

仮にアルバイトの経験しかなくても、そこで自ら「課題」を見つけ、解決のための提案・仮説・検証を行って、実際に数字で結果を残したことを、しっかり言語化して伝えること。

 

これをしっかりと自分の中で整理できていれば、「あれもこれもやってきました!」という、いわゆる『経験武装学生』にも決して臆することはないと僕は思います。

 

 

加えて、「これから就活までの1年間の活動」に頭を抱えるよりも「これまでの約20年間の人生」に、自分とはどういう人間か?という自己分析のヒントが隠れているいうことも忘れてはいけません。

 

自分は「弓使い」か、それとも「ガンマン」か。

 

また企業も、世界に一つとして「世界60億人をまとめて幸せにする」製品やサービスを作っている企業はありません。

どの企業も「特定の誰かの不を解決するため」に商品やサービスを作り、1人でも多くの人に自分たちの持つ価値を届けようとしています。

 

そのサービスを使って1人でも多くの人に笑顔になってもらうことが、その企業の持つ世界に1つだけの価値であり、最強の「武器」でもあります。

 

 

僕らが自分たちにあった「武器」を自由に選べる一方で、「武器」は使い手を選びます。

大切なことは、自分にしか扱えない「武器」をしっかり見極め、なぜその武器を自分が扱うことができるのか?ということを、自分の経験と紐付けることです。

 

 

 

僕も第一志望の企業に祈られた後は、この視点に立ち返り、その後は一度もお祈りメールをいただくことなく就職活動を終えました。

とても納得感のある就職活動だったと思います。

 

自分と本気で向き合うという点では、第一志望の企業に祈られたことも自分にとっては最高の良薬となりました。

 

最後に

 

これから就職活動を控える皆さん。

不安なこともたくさんあるかもしれませんが、自分にしか扱えない「武器」を持った企業を見つけるためにも、「これからの1年間」以上に「これまでの自分の人生」に誇りを持って、人生と向き合ってみて欲しいです。

 

就活にフライングはありません。

みんなそれぞれ走る距離はバラバラだし、ゴールテープも全員に1本ずつ用意されています。

 

周りのガヤは気にせず、自信を持って就職活動に望んでほしいです!

 

 

www.iyonorevolutionist.com

※過去にこんな記事も書いてます。

ゆとり世代を生きてきた皆さん、ぜひ生の声を聞かせていただきたいです…!

 

 

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